西所沢家つくり通信


by nishi-toco-hill

その7.体験宿泊しました

 次の週末にはモデルハウスで「体験宿泊」をお願いすることになりました。家の住み心地を知るためですから、まだ日の高いうちソーラータウンにやってきたんですが、朝夕はまだ空気がひんやりする初夏の頃。OMソーラーの実力を知るには真夏か真冬のほうがいいんですが、リビングに貼りだしてあったデータを見ると、OMソーラーの家の室温は四季を通して冷暖房なしでも、とても安定していることがわかります。
 OMソーラーは、天井裏と床下を結ぶエアダクトで空気を循環させることで、家全体の室温を快適に保つシステムです。太陽光であたためられた空気を床下まで循環させて蓄熱して家全体をあたためる一方、熱い夏には暖気を家の外に排出して、床下の冷気を循環させるので、室温の上昇を抑えるのです。
 これはシンプルながらとてもよく考えぬかれたシステムです。スイッチ類をのぞけば稼動部は換気ファンをまわすモーターだけで、モーターというのは接触部が少なくきわめて耐用年数の長いパーツですから、信頼性が高くメンテナンスも容易で、そこもOMソーラーが気に入ったポイントのひとつでした。
 一晩泊まってみて印象的だったのは、お風呂が次の朝にはカラッと乾いていたこと。お湯をそのまま張って浴室のドアを開けておけば、家全体の湿度を上手にキープすることもできるでしょうね。
 ダイニングテーブルしかないモデルハウスですから、ガランとして実際の生活をイメージするのはむずかしいところもあるんですが、少し「肌寒い」と感じました。これはとっても大事なことだと思うんです。微妙な寒暖の差を肌で感じて、何かをはおったり脱いだりするのが健康的な室温だと思うからです。
 翌朝、鼻の穴が少し乾くような感じで目覚めました。今、住んでいる家とはちがった室温と湿度に、からだが適応しようとしているような感じです。足の裏で感じる床の無垢材の感触もとても心地よかったですよ。
 いきなり話は飛びますが、地中海スペイン領にフォルメンテーラという小さな小さな島があるんです。ディスコ島で有名なイビサのとなりです。ここには70年代初頭に移り住んだヒッピーが起業してディスコなんかと一緒にオープンしたレストランがあるんですが、真っ白いビーチの砂のなかにいくつかテーブルがあって、砂に足の裏をスリスリしたりしながらビールを飲んだり食事できるんですよ(残念ながら料理は高いわりにイマイチです)。
 ニッポン人、とりわけ都会で暮らすわれわれは、自然が無償で人間に与えてくれるこうした心地よさの恩恵を置き忘れているんじゃないでしょうか。実はダンナであるぼくの夢はイビサで暮らすこと。それが無理なら伊豆のどこか。そんな途方もない夢をあれこれ語っているうちに、とうとう「にしとこ」に家を買うことになったわけなのです。
 にしとこの家の庭に砂を入れる予定はありませんが、ここにどんな心地よいスペースを作ろうか、いろいろ考えています。でも、ご心配なく。赤白シマシマのまことちゃんハウスみたいに、タウンの景観を損なうような計画はありませんので。
by nishi-toco-hill | 2010-02-27 01:05