西所沢家つくり通信


by nishi-toco-hill
「あずきハウス」と名づけられたお家が公開され、見学に出かけたのはずいぶん前のことですが、たいへん機能的なデザインと、自然エネルギーを活用するという発想に魅せられました。
 実は今も駅の行き帰りに、ときどきあずきハウスの前の道を通るんですよ。モノトーンのかわいいキューブのような建物のなかに、あんなに快適な空間を作ることができるとは! 実はウチの理想は、小金井公園にある「江戸東京たてもの園」にある「前川國男邸」なんですが、どこか共通する美しさを、あずきハウスに感じます。建物に「哲学」があるんですよね。
「あれ、たしか、東村山にあるハウスメーカーだったね」
「ほかにどんな家を作っているのかな」
 と、見学会でもらった小さなパンフレットを引っぱりだしてみました。やっぱり心のどこかであのお家が気になって、パンフをとっておいたようです。
「あれは、OMソーラーシステムっていうんだ」
 相羽建設のOMソーラー……家作りの参考にいろいろ見ておこうか。そんな気持ちで、パンフとウェブサイトをのぞいてみました。
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 もう少し詳しい情報が欲しくてパンフの連絡先に電話してみると、清瀬にモデルハウスがあると聞いて、次の休みの日に家族で出かけることにしました。そのときの写真が↓です。
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 左上の家は建築家、田中敏溥さんの設計。右下はあずきハウスを設計されたデザイナー伊礼智さんの手になるもの。田中さんの家には、気持ちの良い解放感と家族へのあたたかなまなざしを感じました。家族がバラバラな時間のサイクルで暮らすことも多い現代の暮らしを、この家は、癒し、ひとつにする力を持っているような気がしました。
 一方、伊礼智さんの家は、人を包み込むような空間の陰影が魅力的です。少し狭かったり暗かったり、そいう部分を家のなかに残すことで奥行きや心地よさが生まれるのでしょうか。陶芸作品を楽しむような手触りや眺め、というものを家のなかのどこにいても感じるのです。
 ウチは子育ても終え、いわば成熟期に入ろうとしている家族です。まだ小さな子どもがいて、家族みんなが未来へと大きく成長を続けている家族とでは、家に対する感じ方もずいぶんとちがうのではないでしょうか。清瀬のモデルハウスを訪ねて、ずいぶんといろんなことを考えさせられました。それにしても、丁寧に考え、作り込んである住宅だ、というのが最初の感想でした。
 話は飛びますが、ここで、もうひとつ、西所沢にもモデルハウスがあるということを、スタッフから小耳にはさんだのでした。
「行ってみよう」
 西所沢に家を作ることになる、これがいちばん最初のキッカケでした。
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# by nishi-toco-hill | 2010-02-17 10:22
 
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 家を買おうと思って、土地を探しはじめたのは昨年5月のこと。大きな買い物だけに慎重に、時間をかけるのが普通だと思うんだけど、それからわずかふた月もしないうちに、西所沢に家を建てることになりました。
 なんで? 急いでいたわけでも、あわてたわけでもありません。そのへんから語っていきましょう。
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 まずは我が家を建てる場所として選んだ「西所沢」をご紹介しましょう。西武池袋線の西所沢駅で降り、写真でご覧のおもちゃのような踏切を渡ったり、小さな茶畑を抜けたりしながら歩いていくと、やがて「トトロの森」のモデルになったといわれる八国山のなだらかな稜線が、畑や住宅の向こうに見えてきます。この風景のなかに、新しい我が家も建つ予定です。埼玉県ですが、地下鉄副都心に乗れば、渋谷まで乗り換えなしで行けるんですよ。東京の衛星都市としてにぎやかに開発された所沢駅からたった一駅なのに、変化に富んだ丘陵地に「小さな田舎」のような光景がモザイクのようにちりばめられて、いっぺんでここが気に入ってしまいました。
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 我が家は今、石神井公園(東京練馬区)に近い住宅地に家を借りています。西武池袋線の石神井公園駅からも、おとなりの練馬高野台駅からも徒歩10分ぐらいの場所なんですが、散策してみると緑深い谷や川沿いには小さな公園もあちこちあって、大きな大きな南田中団地という古い団地があります。ここにはとても大きな菜園があり、古くから住む高齢の方も多いせいか、ゆったりと落ち着いた時間と空気が流れています。はじめはこのあたりに家を建てるつもりで、駅への行き帰りや買い物のついでに、土地を探しはじめたのでした。
 土地の価格も底値安定したようで、大手住宅メーカーが「エコタウン○○」という触れ込みで練馬高野台駅近くに売り出した物件なども見学に行きましたが、小ぎれいな見かけやかなりの価格に反して建物の内容は貧弱で、正直言ってガックリしてしまいました。気密性を高めて外気を遮断するという考え方が、実際の間取り以上に部屋を窮屈に感じさせ、内装に使われている化学系の素材も気になりました。
 ウチの理想は「呼吸」するような家。外光や外気を上手に取り込んで暮らせる健康的な家が欲しかったのです。
 そんなとき、そういえば、一度、この近くで開かれた、とあるオープンハウス見学に行ったことを思い出したのでした。
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# by nishi-toco-hill | 2010-02-13 18:30