雲ひとつない晴天の今日、静かに日暮れを迎える光景を見てもらいたいと思って写真におさめてきた。数年前まではむき出しだった残土と岩片の山も芒や蔓科の雑草に覆われている。この週末は夏のような暑さがぶりかえすそうだが、我が家ではストーブをつける時間が多くなってきた。
最近になって早川紀代秀と旧統一教会との関係を指摘する情報に触れて、胸というか背中というか、からだがザワザワしている。
オウム真理教事件の騒然としたあの時代、その後凋落の一途をたどる日本という国。
教祖が子どもの頃に思い描いた「ロボット帝国」とAIに導かれる未来。果たしてロシアウクライナ戦争は、パレスチナイスラエル問題は克服できるんだろうか。世界は倦むことも知らず、作っては壊す。
追記 早川元死刑囚が代表を務めた世界統一通商産業なる会社がある。この法人の名称が統一教会を連想させることから、オウムに武装化の資金を提供していたのが統一教会ではないかとの憶測も生まれたようだ。同時に早川元死刑囚がもともと統一教会からオウムに送り込まれた工作員だったのではないかという伝聞もある。急激に勢いを増すオウム真理教を取り込むためだ。
この会社が設立されたのは地下鉄サリン事件発生のわずか5日前の3月15日のことだ。
「リムジン謀議」で突如決定実行された地下鉄サリン攻撃とは別に、サリンを東京の上空からばら撒いて東京を壊滅させ日本国政府を制圧する計画もあった。「11月戦争」だ。そのシナリオには、日本国を打倒した後、ロシアに北海道を割譲するという計画も含まれていたが、統一教会にも資金提供と引き換えに日本の一部を引き渡す密約でもあったのかとぼくも妄想してみた。
日本を「イブ国家」と称し蹂躙せよと説く統一教会ならば、興味深い戦争計画ではあるだろう、自分の組織に禍が及ばないかぎりは。
しかしいずれにせよ11月戦争なるものも大学ノートに書きつけられた途方もない妄想の産物に過ぎない。
化学兵器サリンを生成したことを除けば、すべては空中浮揚とたいして違いのない「ままごと」であった。それをテレビや雑誌のこちら側にいたぼくたちはただ傍観しただ消費したのだと思う。ただとてつもない犠牲だけを後世に残して。
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by nishi-toco-hill
| 2023-11-01 20:52